イフタク・カツール
Benji
イスラエルの若者たち三人組の青春を描いた「グローイング・アップ」「グローイング・アップ2 ゴーイングステディ」に続くシリーズ三作目で、前作同様50年代のファッションやポップスを背景に再び三人組の青春の情熱を描く。製作総指揮はサム・ウェインバーグ、製作はメナヘム・ゴーラン、ヨーラム・グローブス、監督はボアズ・デイヴィッドソン、脚本はデイヴィッドソンとエリー・テイバーヽ撮影はアムノン・ソロモン、編集はジョン・コスロウスキー、美術はアリアル・ロシュコ、衣裳はタミー・モーが各各担当。出演はイフタク・カツール、ツァッチ・ノイ、ジョナサン・シーガル、アビ・シャダッシュ、オルナ・ダガン、レイチェル・スタイナーなど。
ベンジー(イフタク・カツール)、ヒューイ(ツァッチ・ノイ)、ボビー(ジョナサン・シーガル)の三人組は、それぞれのステディを伴って浜辺ヘやって来た。夏の浜辺は人々で賑い、脱衣場は若い女の子達でゴッタ返している。そんな彼女たちの様子を壁の穴から覗く三人。ベンジーにはドリス(アビ・シャダッシュ)というステディがいるが、彼女は純真でベンジーのことを一心に想っているが、ベンジーが〈C〉を求めても、絶対応じない。イライラがつのるベンジー。ある日、彼は、浜辺で、ボビーのかつてのガール・フレンド・ニキ(オルナ・ダガン)に会い、彼女に一目惚れしてしまう。ニキは誰でも注目したくなる程カッコイイ女の子だ。それがニキの方でモーションをかけてきた。約束の日は、ヒューイの家でパーティが開かれる日で、ドリスの相手をしなくてはならない。ベンジーは、ひとまず、ドリスを家に送り返し、そのままニキの家に行く。その晩、意気投合したベンジーとニキは結ばれる。一方、冷たくされてばかりいるドリスは、遂にベンジーを諦める決意をするが、やっぱりそれは不可能。時が解決するのを待つことにする。ある晩、ベンジーの目の前に、ニキが別の男と連れ立ってやってきた。頭に来たベンジーは、男に殴りかかるが逆に叩きのめされてしまう。ボビーは、そんなベンジーにニキのプレイガールぶりを話し忠告を与えた。はじめは信じなかったベンジーも、別の日また違う男といっしょにいるニキを目撃し、彼ははじめてドリスの純真さに目ざめる。急いでドリスの家に行くベンジー。しかし、彼女の家の前で、若い男とキッスをしているドリスを見て愕然とする。しかし、その瞬間、暗がりの中からドリスが近づいた。キッスをしていた女の子はドリスではなかったのだ。外燈の明りの中で、二人は幸せそうに寄りそうのだった。
監督、脚本
脚本
製作
製作
製作総指揮
撮影
美術
編集
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字幕監修