テッド・ワス
Clifton Sleigh
シリーズの主人公、クルーゾー警部を演じたピーター・セラーズの死後に製作された、失踪したクルーゾー警部を探し出そうとするニューヨークのヘボ警官の珍騒動を描くシリーズ第八作。製作はブレイク・エドワーズとトニー・アダムス、エグゼキュティヴ・プロデューサーはジョナサン・D・クレイン。監督は「ビクター/ビクトリア」ブレイク・エドワーズ。脚本はブレイク・エドワーズとジョフリー・エドワーズ。撮影はディック・ブッシュ、音楽はヘンリー・マンシーニが担当している。出演はテッド・ワス、デイヴィッド・ニーヴン、ロバート・ワグナー、ハーバート・ロム、キャプシーヌなど。それにクレジットはされてないが、ロジャー・ムーアも出ている。日本版字幕は菊池浩司。パナビジョンで撮影。
中近東のルガシュで有名な宝石“ピンクの豹”が盗まれた。その頃、ドレフュス警部(ハーバート・ロム)は大統領から、失踪中のクルーゾー警部を探し出せという特命を受けた。クルーゾーに散々煮え湯を飲まされてきたドレフュスは、クルーゾーの行方がわからぬ方が良かったのだが、大統領命令とあらば仕方ない。インターポルのコンピューター、ハクスレー600で最優秀の警官を選抜してクルーゾー探索にあたらせることになった。ドレフュスは一計を案じ、コンピューターに細工して世界一間抜けな警官を選び出させた。選ばれたのは、ニューヨーク市警のクリフトン・スレイ刑事(テッド・ワス)。クルーゾーが再び姿を現わせば商売あがったりのマフィアのボス、ブルーノ(ロバート・ロギア)は殺し屋をさし向けた。しかし、スレイのドジのおかげでことごとく失敗する。ドレフュスを尋ねたスレイは机にぶつかり、そのはずみにドレフュスは窓から飛び出して下の池に落ち、重傷を負う。その夜、ドレフュス博物館に忍び込んだスレイを、クルーゾーの召使いケイトー(バート・クウォーク)が襲う。ケイトーから、クルーゾーを最後に見たのは、変装道具屋のボールス教授(H・コーマン)だと聞いたスレイは教授の所へ。手掛りは得られず若い女と犬の空気人形を買わされる。スレイは南仏のホテル・デュ・キャップに向かった。ここで、スレイはクルーゾーと縁の深いチャールズ卿(デイヴィッド・ニーヴン)、かつてはクルーゾーの妻だったチャールズ卿夫人(キャプシーヌ)、卿の甥のジョージ(ロバート・ワグナー)に会い、クルーゾーがスぺインのバレンシアに行ったらしいと聞き出す。彼の生命をマフィアとルガッシュの秘密情報員が狙う。ルガッシュは宝石の保険金をすでに使ってしまったので、今さらクルーゾーに出馬されて宝石を取りもどされては困るのだ。若い女の空気人形のおかげで生命拾いをしたスレイは、バレンシアに。ここでも殺し屋に狙撃される。彼の危機を救った若い美女ジュレタ(レスリー・アッシュ)と熱い一時を過ごそうとしたら、何者かによって彼女は催眠銃で倒される。バレンシア警察に逮捕されたスレイを双眼鏡で覗いていたのは、入院中のはずのドレフュスだった。隙をみて逃げだしたスレイを、ジョージが救いリットン卿のヨットに連れて行く。ジュレタは、本当はチャンドラ伯爵夫人(ジョアナ・ラムリー)の秘書だと聞いたスレイは、空とぶレジャー用の快速パラシュートで、イビザ島にあるチャンドラ伯爵夫人の城館ヘ。そのスレイに向かって、ドレフュスがバズーカ砲を射つ。だが、弾ははずれ、ドレフュスはバズーカ砲の反動で海に落下。スレイはチャンドラに歓迎される。彼女が紹介した人物が、実はクルーゾーだったのだが、整形手術しているので、スレイにはわからなかった。その人物は映画スターのロジャー・ムーアそっくりだったが、ムーアにしてはやる事なす事ドジばかし。スレイは彼のサインをもらって去って行く。チャンドラが盗んだ“ピンクの豹”を見に行くと、宝石は消えていた。その頃、ヨットではチャールズ卿らが“ピンクの豹”に見入っていた。パリにもどったスレイは、再び机にぶつかり、ドレフュスは窓から下の池に落ちてしまう。
Clifton Sleigh
Sir Charles Litton
George Litton
Dreyfus
Chandra
Lady Litton
Bruno
Professor Balls
Cato
Clouseau
Juleta Shane
監督、脚本、製作
脚本
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
美術監督
編集
編集
衣裳
スタント・コーディネーター
字幕
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