ダニエル・オルブリフスキ
Tadeusz cent-cinq
第二次大戦末期、ナチス強制収容所からアメリカ占領軍の監視下に移されたポーランド囚人たちの一人である主人公の苦悩の青春期を描く。監督は「鉄の男」のアンジェイ・ワイダ、脚本はワイダとアンジェイ・ブジョゾフスキ、原作はタデウシュ・ボロフスキ(『収容所番号119198』)、撮影はジグムント・サモシウク、音楽はジグムント・コニエチヌイ、美術はイェジー・シェスキ、製作監督はバルバラ、ぺック・スレシッカが各々担当。出演はダニエル・オルブリフスキ、スタニスラヴァ・チェリンスカ、タデウシュ・ヤンチャル、イェジー・ジェルニックなど。
第二次大戦も終わろうとする1945年。ドイツのナチス強制収容所のポーランドの囚人たちは、アメリカ軍によって解放され、元ナチスの親衛隊の兵舎に移された。しかし、彼らの身柄は依然としてアメリカ占領軍の監視下にあった。束縛されたままの不安な日々を送る囚人たちの中に、本の収集に専念し自らも詩を書く繊細な青年がいた。囚人番号105番のダニエル(ダニエル・オルブリフスキ)である。彼は軍事訓練をサボり食事のまずさに反抗する。彼は共産主義のシンパの若者、初老の少尉補などと絶えず口論をくり返す。ある日故国を捨てた難民の一群がこの兵舎に到着した。その中に、ユダヤ系の若いポーランド娘のニーナ(スタニスラヴァ・チェリンスカ)がいた。彼女は積極的で愛国心に燃えたエネルギッシュな娘で行動的だった。ダニエルはニーナと森ヘ散歩に行き、お互いに収容所での苛酷な日々を告白し合い、小犬のように森をかけ回ったりした。散歩から帰る途中、二人は兵舎が閉鎖されたことを耳にする。ダニエルの反対を押し切って様子を見にいくニーナ。彼女は、その時、監視兵によって誤って射殺されてしまう。ショックを受けるダニエル。その夜、ドイツ軍の敗北を祝うパントマイムが盛大に上演された。ニーナの屍体の前で号泣するダニエル。彼は故国ヘ帰る決意をする。翌日彼の乗った引き揚げ列車の車体には“ポーランド万才”というスローガンが書かれているのだった。
Tadeusz cent-cinq
Nina
Charles
L'Aspirant
Le Pretre
Tolek
Le Professeur
Le Bohemien
Le Commandant du Camp
監督、脚本
脚本
原作
プロダクション・ディレクター
撮影
音楽
美術
字幕
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