ジェラール・ドパルデュー
Charles Saganne
フランスがアフリカで植民地拡大政策をおし進めていた1911年。その尖兵として灼熱のサハラ砂漠で戦う陸軍中尉の恋と死を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはアルビナ・ドゥ・ボワールヴレイ、監督は「メナース」のアラン・コルノー。ルイ・ガルデルの原作をアンリ・ドゥ・トゥルンヌとルイ・ガルデルとコルノーが共同で脚本化。撮影はブルーノ・ニュイッテン、編集はティエリー・デロクル、音楽はフィリップ・サルドが担当。出演はジェラール・ドパルデュー、ソフィー・マルソー、カトリーヌ・ドヌーヴなど。
1911年、フランス第三共和国時代。アルジェリアの首都アルジェ。その頃、フランスはひたすらアフリカ植民地拡大の手をのばしていた。陸軍中尉シャルル・サガン(ジェラール・ドパルデュー)は祖国のために遊牧民の部隊を率いて戦闘訓練に励んでいた。そんな彼を、大統領のいとこにあたる家柄のサンティレット家の令嬢マドレーヌ(ソフィー・マルソー)が熱い眼差でみつめていた。だが農民出身のサガンとは身分が違い過ぎたため、彼はそれにこたえることはできず、つらい日々を送っていた。そんなある日、サガンに出動命令が下った。ドブルイユ大佐(フィリップ・ノワレ)と共に辺境の地タマンラセトに赴き、フランス軍の窮地を救えというのだ。サハラの自然の暴威に晒されながら、やっとのことでワティーニの砦に辿りついた。だが大佐はサガンに休むひまも与えずメカラ探索のため新しいラクダの準備を命じる。遺跡のそばの牧場ヘ出かけたサガンは、そこでメカラの娘を妻とするネマ族の長アマジャールと会い、友情と信頼で結ばれる。メカラの野営地に辿りついたサガン一行は、支族の長たちとフランス軍につくかどうかで討論したが、アマジャールは友情と自分の生き方は別であるとして兵を連れて去った。彼を探し出さねば他の首長に波及してフランス軍は総くずれとなる。再びサガン隊はアマジャールを連れ戻す旅に出た。その途中サガンは、アルノー大尉に襲われて瀕死のアマジャールを発見し、彼の足を切断、腐敗がひろがるのを止めた。意識をとり戻したアマジャールはサガンに感謝の笑みをなげかけた。ドブルイユ大佐は、サガンにパリ行きを命じた。反動分子オマールを討つ許可を得るためだ。サガンはパリでその許可はもらえなかったが、女性記者のルイーズ(カトリーヌ・ドヌーヴ)と知り合い、熱烈に愛し合った。しかし、弟の結婚に反対したことで相手の娘が絶望の末に自殺したことを知らされたサガンは激しい自責の念にかられ、再びサハラに戻った。そこではオマールとの対決が待っていた。48人対250人の圧倒的な不利な戦を勝ち抜き、サガンはレジオン・ドヌール勲章を贈られ、マドレーヌとめでたく結婚する。しかし、故郷アリエージュでの新婚生活も長くは続かなかった。1914年、第一次大戦が勃発したのだ。サガンはドイツとの戦闘に出征し、戦地で看護婦として働いているルイーズに会った。それもつかの間、サガンは前線におもむいた。最前線で敵陣に突入しようとしたサガンの胸に敵弾が撃ち込まれた。
Charles Saganne
Madeleine
Louise
Dubreuilh
Baculard
Embarek
Lucien
監督、脚本
脚本
脚本、原作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
衣装デザイン
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