一本のザイルに生命を託し、垂直の大岩壁に挑むアルピニストたちの行動を描く「天と地の間に」の続篇山岳記録映画。製作・監督・脚本はガストン・レビュファ、撮影はルネ・ベルナデ、音楽は越部信義が各々担当。出演はガストン・レビュファ、リノ・ドンビート、ジャン・ジュージュ、コンラッド・キルシュ、エドウィン・マシューズ、クリスチャン・ランジュバル、鈴木勝など。
ストーリー
アルプスのガイド第一人者としてのレビュファは、この映画のために以下の七つの山を選んだ。一、ゼクラン山群の美しい氷雪コースであるバール・デ・ゼクランの北壁。二、ゼクラン山群の代表的な大岩壁であるラ・メイジュの南壁。三、全アルプスで最も素晴らしい山行のひとつとされているシャモニ針峰群縦走。四、イタリアのドロミテ山群の尖塔、ワヨレット岩峰群のスピゴロ・デラゴ。六、フランスとスペイン国境のピレネ山脈にあるビニュマルの北壁。七、モンブラン山脈の代表的な大岩壁であるグラン・カピュサン東壁。これら七つの山行で、レビュファは国籍、職業、年齢が異なる個性あふれる六人の仲間を選んだ。フランス、スイス、ドイツ、アメリカ、イタリア、日本の六カ国のアルピニストだが、言葉も職業も違う彼らに共通していることは、山に愛着をもつ一流のアルピニストであることだ。
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