ミシェル・シモン
Boudu
自由に生き放浪する老人と世間とを描く。製作はミシェル・シモン、監督・脚色・脚本は「大いなる幻影」のジャン・ルノワール、原作はルネ・フォーショワ、撮影はマルセル・リュシアン、音楽はラファエル、ヨハン・シュトラウスが各々担当。出演はミシェル・シモン、シャルル・グランヴァル、マルセル・エニア、セブリース・レルシンスカ、ジャン・ダステなど。
ストーリー
セーヌ河畔の本屋の主人レスタンゴワ（シャルル・グランヴァル）が、ブーデュ（ミシェル・シモン）の姿を見たのは、ある小春日和の日の午後だった。妻にはあいそをつかされ、若い女中にうつつを抜かしていたレスタンゴワには、ブーデュの姿が美しくみえた。セーヌに身投げしたブーデュを助け出したレスタンゴワ。だが、ブーデュには救われる気はなかった。自由に生きる放浪者にとって、レスタンゴワ一家は道徳の悪巣であり、逆に一家にとりブーデュは不道徳の化神であった。食事を台無しにし、レスタンゴワと女中の密会を妨害し、家宝のバルザックの初版本に唾をはき、本屋の客を追い返し、夫人すら誘惑する彼。ついにレスタンゴワは解決法－－女中アンヌマリ（セブリース・レルシンスカ）とブーデュとの結婚－－をおしすすめた。数日後の水辺での披露宴の際中、舟はひっくり返り、新婦やレスタンゴワ夫婦は岸へ上がろうとするが、ブーデュは上がろうとせず、再びどこへともなく流れ去って行くのだった……。
キャスト
シャルル・グランヴァル
Lestingois
マルセル・エニア
Mrs. Lestingois
セブリース・レルシンスカ
Anne Marie
ジャン・ダステ
Student
ジャック・ベッケル
Poet
マックス・ダルバン
Gobin
スタッフ
監督、脚本
ジャン・ルノワール
原作
ルネ・フォーショア
製作
ミシェル・シモン
撮影
マルセル・リュシアン
音楽
ラファエル
音楽
ヨハン・シュトラウス
助監督
ジャック・ベッケル
助監督
ジョルジュ・ダルヌー
字幕監修
柴田駿
フォトギャラリー
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Boudu Sauve des Eaux
- 製作年
- 1932年
- 製作国
- フランス
- 配給
- フランス映画社
- 初公開日
- 1977年3月26日
- 製作会社
- ソシエテ・シリウス・プロ
[c]1931 - PATHE RENN PRODUCTION - PROD.MICHEL SIMON
[c]キネマ旬報社
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