アレクサンドラ・クルーゲ
Roswitha
家族のために戦い、そして敗れたある女の、自己内部での重要な闘争に勝つまでの姿を描く。監督・脚本は32年生まれでフリッツ・ラングの助監督も勤めたことのあるアレクサンダー・クルーゲ、撮影はトーマス・マウフが各々担当。出演はアレクサンドラ・クルーゲ、フランツ・ブロンスキー、シルヴィア・ガルトマンなど。
失業中で不機嫌な夫フランツ(フランツ・ブロンスキー)と2人の幼い子供をかかえたロスヴィータ(アレクサンドラ・クルーゲ)は、家族を養うため堕胎の仕事を手伝っており、社会意識に除々に目ざめつつある。やがて、夫は薬品会社の工場に勤めだし、彼女は相棒のシルヴィア(シルヴィア・ガルトマン)と共に、工場のロックアウトされるという計画に関しての政治活動を始め出した。しかし、その計画はいつの間にか中止され、夫は彼女の扇動的な行動のため解雇される。そして再び家族を養うはめになったロスヴィータは、工場の前で、あの政治活動の時にくばったビラにソーセージをくるんで売るのだった。
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