クレマンティン・ティキダ
Bindou
コート・ディボワールの都市を舞台に、ある夫婦の生活を通じて、浮気、離婚という問題を取り上げて描く。製作はバッソリ・ティミテ、監督・脚本はアンリ・デュパルク、撮影はセ・カン・ダ、音楽はマヌ・ディバンゴが各々担当。出演はクレマンティン・ティキダ、ドナルド・フォファナ、ヴィヴィアン・トウレ、イレーヌ・キュクツァンなど。
フランソア(D・フォファナ)は、コート・ディボワールとしては大企業のひとつである大きな会社の社長で、毎日、精力的に仕事をしていた。妻のビントゥー(C・ティキダ)は女医で、女性解放についても積極的な新しい女性であるが、夫に仕えている白人秘書と夫との間を疑ったりしていた。だがビンドゥーのそうした嫉妬深さがフランソアを黒人の女秘書アヤ(V・トウレ)に走らせることになる。夫への反撥で独身男性とダンスに行ったビンドゥーはそこでばったりフランソアに会い一緒に家に帰ることにする。そこにアヤが現われてビンドゥーにピストルを向けるが、ビンドゥーは悠々とアヤに近づき、ピストルを取り上げるのだった。
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