サイレントパートナー
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サイレントパートナー

1979年6月16日公開、サスペンス・ミステリー
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平凡な銀行員が、ある銀行強盗の計画を知ったことから生じる、犯人との葛藤を描いたサスペンス映画。製作総指揮はガース・H・ドラビンスキー、製作はジョエル・B・マイケルズ、スティーブン・ヤング、監督はダリル・デューク、脚本はカーティス・ハンソン、原作はアンダース・ボデルソン、撮影はビリー・ウィリアムス、音楽はオスカー・ピーターソンが各々担当。出演はエリオット・グールド、クリストファー・プラマー、スザンナ・ヨーク、セリン・ロメズ、マイケル・カービーなど。

ストーリー

マイルズ(エリオット・グールド)はトロントのとある銀行の出納主任で、40歳に近いというのに、いまだに独身生活を送り、同僚のジュリー(スザンナ・ヨーク)を口説くことすらできない男だ。彼の心の慰めは、熱帯魚の飼育で、月に数匹の熱帯魚を買っては喜んでいた。クリスマスをむかえて混雑しているイートン・センターの一角にマイルズの勤めるトロント第一銀行がある。ある日の閉店後、マイルズは、「ポケットに銃がある。現金を全部渡せ!」と書かれた妙なメモを見つけた。そして、あくる日、デパートの中で募金をつのっているサンタクロースの立てかけた看板の文字が、昨日見たメモの文字に似ていることに気がついた。サンタクロースが銀行強盗を計画していると直感したマイルズは、その日の夜、ある計画を企てた。サンタクロースは予想どうり銀行を訪れ、マイルズに例の文を書いた紙きれを渡した。金を受けとって逃げだす犯人を、警報装置の作動でかけつけたガードマンが追った。TVニュースでは、トロントの銀行で5万ドルが奪われたことを報道している。部屋に帰ったマイルズは、計画の成功をひとりで喜んだ。犯人が奪っていったと思われた高額紙幣は、いまマイルズの傍にあるのだ。だが、不気味な影が彼に迫っていた。仕事を終えて部屋に帰ると、中がひどく荒らされていた。しかし、彼が金を隠した彼の銀行の貸金庫のキーは無事だった。と、その時、犯人からの電話がかかった。窓の下の公衆電話のボックスから顔を出す犯人。お互いにお互いの悪事を暴露できない“サイレント・パートナー”が顔を合わせたのだ。部屋の外で捨てゼリフを吐いて去る犯人。犯人のイヤガラセが始まり、大事にしていたエンゼルフィッシュまで殺されたマイルズは、犯人を罠にかけ、自動車強盗の罪をきせた。犯人が刑務所にいる安堵感に浸るマイルズは、エレーン(セリン・ロメズ)という女と出会った。貸金庫の鍵をなくし、うまくいきかけたジュリーとの仲がおかしくなっていた矢先だ。しかし、エレーンは服役中の犯人レークル(クリストファー・プラマー)の情婦で、レークルが金のありかを探るために差し向けたのだった。だが、彼女はレークルを裏切り、マイルズと組んだ。合い鍵を手に入れ、ふたりは成功を祝い美酒に酔ったが、仮出獄していたレークルは、エレーンの裏切りを知り、彼女を殺し、水槽の中にその生首を浮かべた。部屋に戻ったマイルズは眼に映った地獄絵図から呆然とするが、警察に訴えることはできない。そしてレークルとの間で金の受け渡しが行なわれることになり、貸金庫から金を出した。しかし、マイルズは再び罠にかけた。その結果レークルはサイレントのまま、警察の銃弾の的となり倒れていった。しかし、銃撃戦で負傷したマイルズが救急車で運ばれる時、すべてを知っていた新たな“サイレント・パートナー”のジュリーが金を入れた鞄を見せながら笑っているのだった。

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作品データ

原題
The Silent Partner
製作年
1978年
製作国
カナダ
配給
ジョイパックフィルム
初公開日
1979年6月16日
製作会社
カロルコ・プロ
ジャンル
サスペンス・ミステリー


[c]キネマ旬報社