パウリーナ・ムイナルスキ
Alina
1930年代末のドイツ軍の侵攻直前ポーランド、リトアニアの小都市を舞台に多感な少年の初恋を描く。監督は「ドイツの恋」のアンジェイ・ワイダ。タデウシュ・コンヴィツキの原作を基にコンヴィツキとワイダが脚色。撮影はエドワルド・クウォシンスキ、音楽はヴォイチェフ・キラール、編集はアリナ・プリュガル・ケトリングが担当。出演はパウリーナ・ムイナルスキ、ピョートル・ヴァヴジンチャックほか。
1939年の5月。ポーランド、リトアニア地方の小都市。リセウムの最終学年のヴィテク(ピョートル・ヴァヴジンチャック)は、復活祭の休暇を利用して旅行に出かけていた。汽車の窓から見える線路沿いに続くポーランド軍の演習場の光景を見つめるヴィテク。彼は母(クリスティナ・ザファトヴィッチ)と祖父の3人で暮らしていた。彼は学校の成績もよく大学は医学部を志望していた。彼は近くに住む大佐の家に電報を屈けに行き、そこで応待に出てきた少女アリーナ(パウリーナ・ムイナルスキ)をひと目見て恋してしまった。翌日、学校から帰るとき、ヴィテクは駅の構内でアリーナを見つけ声をかけた。彼女もまたリセウムの女子校の最終学年だった。同じ汽車に乗り合わせたヴィテクは、アリーナに、もっと早く会いたかったというのだった。その日の夜、アリーナの家の庭に忍び込んだヴィテクは、思わず足をふみはずして下に落ちてしまった。それ以来、彼はアリーナのことばかり考えていた。アリーナに彼女の従兄シルヴェック(イエジュ・クレシク)を紹介された彼は、3人でサイクリングを楽しんだ。そのころ、戦争がはじまるという噂が街に広まっていた。アリーナを思う気持ちは日に日に強まり、ヴィテクはアリーナに「なぜ僕を苦しめるの」と話しかけた。2人は初めてキスをした。しかし、それ以来、ヴィテクはアリーナになかなか会えなくなってしまった。アリーナの両親が、ヴィテクの訪問を喜んでいなかった。ある日、シルヴェックから、アリーナがヴィテクと会いたがっているということを聞いた。翌日約束の川辺で会った2人は、将来を誓い合い、卒業の日に再会することを約束して別れた。大学の試験に失敗したヴィテクは、アリーナのことだけを思って生きていた。約束の時間に2人は川辺にやって来た。愛に殉ずる道を選んだ2人はお互いの口に毒を含ませ、死が訪れるのを待つのだった。
Alina
Witek
Stranger
Greta
Engel
Lowa
Witek's Mother
Pastor Baum
監督、脚色
原作、脚色
撮影
音楽
美術
編集
字幕
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