サビーヌ・アゼマ
Romaine Belcroix
1926年のパリを舞台に男性2人と1人の女性をめぐって展開する愛の葛藤を描く。製作はマラン・カルミッツ、監督は「アメリカの伯父さん」のアラン・レネ、原作はアンリ・ベルンスタイン、撮影はシャルリー・ヴァン・ダム、音楽はフィリップ・ジェラールが担当。出演はサビーヌ・アゼマ、ピエール・アルディティほか。
1926年6月。夜。パリ郊外のモンルージュの家の庭。パリのコンセルヴァトワールの学生時代からの親友ピエール・ベルクロワ(ピエール・アルディティ)を、マルセル・ブラン(アンドレ・デュソリエ)が訪ねた。彼は今では世界的に有名なヴァイオリニストとして各地を演奏旅行で回っていた。4月には、ピエールがコンサート・マスターをつとめるコンセール・コロンヌと協演したが、その時はピエールの妻ロメーヌ(サビーヌ・アゼマ)が風邪で来なかったが、今夜、2人は初めて対面した。ピエールとロメーヌの間には子供はなく、2人はまるで恋人同志のように、マニーシュ、ピエロ、とお互いを呼び合っていた。初めて会ったロメーヌに、マルセルが、自分が体験した恋の話を語って聞かせた。独身のマルセルは、旅行のたびに情熱的な恋を展開している風だった。ピエールがわけも分らぬ間に、翌日、マルセルが彼女のために、パリの邸で演奏する約束をとりかわした。翌日の午後、ロメーヌが伴奏してマルセルが奏く曲は、彼とピエールが学生時代から愛の告白の曲として親しんでいたブラームスのヴァイオリン・ソナタ第一番だ。親友ピエールを思って、l人で来たロメーヌに悪態をはくマルセル。やがて、2人は本当の恋に陥った。演奏旅行の長い旅に出かけなくてはならなくなったマルセルは、ロメーヌにピエールとの別れをせまり、せめて演奏旅行から帰ってきた時には、そうなっていてくれと彼女に誓わせて旅に出る。苦しんだロメーヌはピエールに毒を盛った。そのことを、以前から知っていたロメールの従妹で心ひそかにピエールを慕っているクリスチアーヌ(ファニー・アルダン)。戻ったマルセルは意外に冷たかった。ピエールのもとに戻るように言われたロメーヌは、絶望しセーヌに身を投げるのだった。
Romaine Belcroix
Christiane Lenesque
Pierre Belcroix
Marcel Blanc
Docteur Remy
Le Pretre
Yvonne
監督
原作
製作
撮影
音楽
美術
編集
字幕
字幕
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