サラ・マイルズ
Grace
第二次大戦下のロンドンを舞台に、少年の目から見た戦争を描くファンタスティックなファミリー映画。第2回東京国際映画祭では、「希望と栄光の日々」の題で上映された。製作・監督は「エメラルド・フォレスト」のジョン・ブアマンで、彼は脚本も担当。共同製作はマイクル・ドライハースト、エグゼクティヴ・プロデューサーはジェイク・エバーツ、エドガー・F・グロス、撮影はフィリップ・ルスロ(仏語読みはルースロ)、プロダクション・デザイナーはアンソニー・プラット、衣装はシャーリー・ラッセル、音楽はピーター・マーティンがそれぞれ担当。出演は、サラ・マイルズ、セバスチャン・ライス・エドワーズ、ジェラルディス・ミュアほか。
1939年9月、イギリス首相チェンバレンは第二次世界大戦のぼっ発を告げた。ロンドン郊外に住む少年ビル・ローハン(セバスチャン・ライス・エドワーズ)にとっても戦争は徐々に身近なものになってゆく。父のクライヴ(デイヴィッド・ヘイマン)は出征し、母のグレース(サラ・マイルズ)はビルと妹のスー(ジェラルディン・ミュア)を疎開させようとするが、駅で子供たちが嫌がったため、手許に置くことにする。ドイツ軍の爆撃が始まり、ビルの町の家は次々に焼け、その焼跡は恰好の遊び場になり、またビルの姉のドーン(サミ・デイヴィス)とカナダ兵のブルースとの逢引きの場所にもなった。雪の日、クライヴが休暇で帰って来た。久し振りに皆が揃い、楽しい時を過ごすが、やがてクライヴもブルースも戦場に戻ってゆく。ある日、ビルたちがピクニックに行っている間に、家が爆撃を受けて焼けてしまう。一家は揃って田舎のおじいちゃん(イアン・バネン)の家に引越す。ビルは森の中を駆け回ったり、クリケットをしたり、魚つりをしたりと、楽しい時を過す。ある日突然、ブルースが田舎の家に現われ、続いてクライヴも帰ってくる。ブルースは、親戚たちから祝福を受けてドーンと結婚し、やがて赤ちゃんも生まれる。ビルには、また学校に行かなければいけない季節がやって来る。だが、祖父に連れられて行くと、学校も爆撃で焼けていた。こうして、ビルは田舎の美しい自然の中での生活へと還ってゆくのであった。
Grace
Bill
Sue
Clive
Damn
Mac
Molly
Grandfather Geoge
Grahdma
Cpl. Bruce Carrey
監督、脚本、製作
製作総指揮
製作総指揮
共同製作
撮影
音楽
美術
編集
衣裳デザイン
整音
字幕
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