マリアンジェラ・メラート
Madame
八月の地中海を舞台に男と女の愛と性の極限の世界を描く。製作総指揮はジノ・ミロッツァ、製作はジャンニ・ミネルヴィーニ、監督・脚本は「セブンビューティーズ」のリナ・ウェルトミューラー、撮影は「女たちのテーブル」のカミロ・バッツオーニ、音楽はダンジォ&グレコ、ドレスデザインはヴァレンティノが担当。出演は「女テロリストの秘密」のマリアンジェラ・メラート、「ビッグ・ビジネス」のミケーレ・プラチドほか。なおこの作品のオリジナルの原題はNotte D'estate con Profilo Greco Occhi a Mandorla e Odoredi Basilico (ギリシャ人の横顔とアーモンドの形をした目、そしてバジリコの香りのする夏の夜)
ここ一連の誘拐事件の被害にあい多額の身代金を払わされた富豪たちの復讐のために立ち上がった男まさりの実業家である女社長(マリアンジェラ・メラート)は、その誘拐団が奪った身代金を奪い返すべくトゥーリ(ロベルト・ヘンリッカ)という男を片腕に、彼らの首領べッペ(ミケーレ・プラチド)を逆に誘拐、女社長の持つ地中海の豪邸に彼を監禁する。ところが次第に彼の野性的な性的魅力の虜になってしまった彼女は、トゥーリの反対をよそに、目隠しをさせたままべッペに抱かれ甘美な悦楽に身を任せるのだった。しかし、目には見えなくても、彼にはその相手があの女社長であることは確信できた。その頃誘拐団から身代金交渉に応じる、との報を受け取った彼女達は、早速ベッペを解放し、勝利の美酒に酔うのだった。数日後、車で町を走る女社長とトゥーリは、突然何者かによってある無人島へ連れ去られてしまう。そこで二人を待ち構えていたのはべッペその人だった。そして彼は彼女に身代金を要求する……。
監督、脚本
製作
製作総指揮
撮影
音楽
美術
編集
ドレスデザイン
衣裳
字幕
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