ミッキー・ローク
Martin Fallon
IRAの元メンバーで、運命の時の流れの中を必死に生きようとする一人の殺し屋の姿を描く。ジャック・ヒギンズの同名小説の映画化で製作はピーター・スネル、監督は「フラッシュ・ゴードン」のマイク・ホッジス、脚本はエドモンド・ワードとマーティン・リンチ、撮影はマイク・ガーファス、音楽は「背信の日々」のビル・コンティが担当。出演はミッキー・ローク、ボブ・ホスキンス、アラン・ベイツほか。
天才的な銃の使い手だったマーチン・ファロン(ミッキー・ローク)は、誤ってスクールバスを爆破したことから罪の意識にさいなまれ、以後事件の容疑者として警察や軍、そして自分が所属していたIRA(アイルランド共和国軍)からも追われる身となっていた。そんなある日、表向きは葬儀屋、実はギャングのボスであるジャック・ミーアン(アラン・ベイツ)から、国外脱出のパスポートと引き換えに殺しを依頼されたファロンは、依頼どおり相手を射殺するが、その現場をダ・コスタ神父(ボブ・ホスキンス)に目撃されてしまい、神父の口を封じるために彼は、懺悔の内容は誰にも漏らしてはならないというカトリックの掟を逆手にとり、教会の懺悔室で殺人の罪を告白、神父に何も語らせないことに成功する。やがてファロンは神父の姪で盲目の美しい娘アンナ(サミ・デイヴィス)と愛しあうようになり一時はうまく行くかにみえた状況もIRAの殺し屋やミーアンの謀略によって暗転、さらに彼の魔の手が神父やアンナにまで及ぶに至ってファロンはミーアンと戦う決意を固める。そして教会の屋上にファロンをおびきよせたミーアンは、逆にファロンの機転にあい、屋上で爆死、地面に体を叩きつけられたファロンも神父に体を抱かれながら神への祈りを唱え、やがて息絶えるのだった。
Martin Fallon
Father Da Cos ta
Jack Meehan
Anna
Billy
Liam
Siobhan Donovan
Jenny
Kristou
Ainsley
Varley
監督
脚本
脚本
原作
製作
撮影
音楽
編集
字幕
[c]キネマ旬報社