エヴァ・グリマルディ
Tea
イタリアの夜の世界を舞台に、若く美しい一人の女の大胆な愛と性を描く。製作はヴィンチェンツォ・ガッロ、監督・脚本はボブ・J・ロス、撮影はフランコ・デリ・コリが担当。出演はエヴァ・グリマルディ、レオナルド・トレヴィーリョほか。
妖し気な下着ショーで美しい肉体をさらしているモデル・テア(エヴァ・グリマルディ)には、優しく誠実な恋人フィリップ(ガブリエレ・ゴーリ)がいて、その関係に満足していたが、ある日ライブハウスのウエイトレスとして働く彼女のもとに一人の男が現われ、暴力的なセックスでテアを犯す。やがて隠された欲望に火をつけられたテアは、その男カルル(レオナルド・トレヴィーリョ)を狂おしく求めるようになり、欲情の炎が心を裏切り、快楽への誘惑が体を開かせ、淫らな性に溺れてゆく。さらにそんな彼女を、カルルとのセックスの一部始終を盗み聞きしていたホテル従業員(トーマス・アラナ)がサディスティックにいたぶるのだった。やがてカルルに去られ、ホテル従業員のうすら笑いの中、放心状態で夜道をひとり歩くテアを優しく抱き寄せるのは、恋人のフィリップその人であった。
Tea
Karl
Philipe
Partiere
Lora
Vera
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