ジェシカ・ムーア
Sarah/Gloria
コールガールの世界に足を踏み入れた女性が真実の愛にめぐりあい、それを手に入れるまでを描く。製作・脚本はジョー・ダマト、サラ・アスプルーンの原作を基に、彼女とグロリア・ミルズが原案・脚本、撮影はフレッド・スロニスコ・ジュニア、音楽はピエロ・モンタナリが担当。出演はジェシカ・ムーア、ジェームズ・サッターフィールドほか。
ニューオリンズの町で高級コールガールをしているグローリアことサラ・アスプルーン(ジェシカ・ムーア)の本業は女流作家、体験小説のネタを求めてこの世界へ足を踏み入れたのだ。サラと彼女のパートナーで出版者兼編集者でもあるドロシー(ラウラ・ジェムサー)は、高級コールガール・クラブ“パピヨン”を開店させ、店は大繁盛。しかし男達のおもちゃにしかすぎぬ自分にサラの心は冷えきっていた。そんなある日、プログラマーとして“パピヨン”にやってきた純情な青年クリフ(ジェームズ・サッターフィールド)に、サラは愛の予感を胸に抱くのだった。ところがそのクリフはホモ・セクシュアルで、恋人ジェイソン(ジェイソン・ソシエール)との別れ話に悩む彼には、異性を愛する自信が持てなかった。しかしそんな彼をサラは温かな愛で包み込み、そして二人は抱きあった。やがてこの世界の甘い味から脱け出すことを決意したサラはクリフとの新しい人生を歩み始めようとするのだった。
[c]キネマ旬報社