捕えられた伍長
捕えられた伍長
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捕えられた伍長

1988年1月9日公開、107分、戦争
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捕虜収容所にいる伍長が、自由を求めて脱走を繰り返す姿を描く。監督はジャン・ルノワールで、本作品が彼の遺作となった。ジャック・ペレの同名小説を基に、脚本はルノワールとギイ・ルフランの共同、撮影はジョルジュ・ルクレール、音楽はジョゼフ・コスマが担当。出演はジャン・ピエール・カッセル、クロード・ブラッスールほか。2024年に生誕130年を迎えるフランス映画の巨匠ジャン・ルノワール監督の「コルドリエ博士の遺言」「捕えられた伍長」の2作品の4Kレストア版を「ルノワール“新しい波”」と銘打ち、11月1日(金)より、アイ・ヴイ・シー配給でBunkamuraル・シネマ渋谷宮下にて1週間限定上映された。

ストーリー

40年6月、フランスはヒットラーのドイツ軍に敗れ、休戦条約が成立した。ある捕虜収容所に抑留された五人のフランス兵たち--伍長(ジャン・ピエール・カッセル)、バロシェ(クロード・リッシュ)、エミール(ジャン・カルメ)、カルーソ(マリオ・ダヴィッド)、電気屋(フィリップ・カステリ)、そして伍長の腰巾着パテル(クロード・ブラッスール)。彼らは使役のかたわら、秘かに脱走を計画し、ひとつ失敗しては、また別の方法で脱走を試みていた。しかし何度も挫折を重ねるうちに、次第に兵士たちはバラバラになってゆく。パテルは落伍し、パンシャゴーシュ(ジャック・ジュアノー)が加わったりする中で、歯痛がひどくなった伍長は、歯医者でそこの娘エリカ(コーイ・フォベース)と出会い、やがて二人は愛しあうようになる。そのことが原因で、再び脱出の情熱がもりあがってきた伍長は、バロシェの死でショックを受けた矢先、パテルと再び組んで六回目の脱走を試みる。エリカの助けもあり、何とか輸送列事に忍び込むことに成功した二人は、爆撃の危険にあいながらもパリに着き、本物の自由に向って、二人はそれぞれの道を歩き出すのだった。

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作品データ

原題
Le Caporal Epingle
製作年
1961年
製作国
フランス
配給
ケイブルホーグ
初公開日
1988年1月9日
上映時間
107分
製作会社
フィルム・デュ・シクロープ
ジャンル
戦争

[c]1962 STUDIOCANAL. Tous droits réservés.
[c]キネマ旬報社