エンリケ・サンティエステバン
Sebastian Orozco
革命以後のキューバを舞台に、ある一族の崩壊を描く。監督・脚本はトマス・グティエレス・アレア、共同脚本はアントニオ・ベニテス・ロホとコンスタンテ・ディエゴ、マリア・エウヘニア・アヤ、撮影はマリオ・ガルシア・ホヤ、音楽はレオ・ブロウェルが担当。出演はエンリケ・サンティエステバンほか。
59年1月のキューバ、フィデル・カストロによる革命が成功し、多くのブルジョワたちは国を離れたが、15世紀末の、最初の植民者を先祖に持つオロスコ家は、この革命は長続きしないという当主セバスティアン(エンリケ・サンティエステバン)の信念のもと当地にとどまり、多額の金を持ち出して闇物資を仕入れた。61年4月、米国CIAによる反革命軍の上陛に一家は狂喜するが、結局彼らは4日間で敗走し、幻想を打ち砕かれる。62年10月、ソ連のミサイルが配備されたことを口実に、米国はキューバの海上封鎖を通告し、核戦争を恐れた一家は地下室に潜むが、何も起こらず革命もつぶされなかった。数年後、財政がひっ迫したオロスコ家から農民が逃げ、次いで召使いたちも一家に反抗し、邸を後にした。セバスティアンの死後、彼の娘婿ヴィセンテ(レイナルド・ミラヴァジェス)が当主になる頃には、一家は飢えに苦しみ、猫さえも夕食の献立にする。そしてヴィセンテの妻フィナ(アナ・ビーニャ)は働くことを拒否し服毒自殺し、彼女の母ローラ(ファニータ・カルデヴィーシャ)は農園でカカシの身代りになって死んでいった。こうして一家は、一歩一歩崩壊の道を辿ってゆくのだった……。
Sebastian Orozco
Lola
Pascual
Fina
Vicente
Julio
Cuca
Manuel
Finita
監督、脚本
脚本
脚本
脚本
撮影
音楽
字幕
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