ラウル・ジュリア
Ricardo
ブエノスアイレスの“タンゴ・バー”を舞台に、三人の男女の心の動きとタンゴの歴史を描く。製作はロベルト・ガンダーラとホアン・カルロス・コダチ、監督・脚本・撮影はマルコス・チューリナ、共同脚本はホセ・パブロ・フェインマンとコダチ、音楽はアチリオ・スタンポーネが担当。出演はラウル・ジュリアほか。
10年前、アルゼンチンを抑圧する軍政に反対し亡命したアントニオ(ルーピン・ファレス)が故郷のブエノスアイレスに戻ってきた。彼と恋人のエレーナ(ヴァレリア・リンチ)、相棒のリカルド(ラウル・ジュリア)は、かつて“タンゴ・バー”というクラブで人気のトリオであり、青春を共にした仲間でもあった。しかし彼の亡命に際し、エレーナはリカルドと共にアルゼンチンに留まる決意をし、以来三人の仲にはわだかまりがくすぶっていた。再会の夜、“タンゴ・バー”は郷愁に満ち、めくるめくショーが繰り広げられるうち、彼らの心の中ではさまざまな感情が過去の思い出を呼び起こすのだった……。
監督、脚本、撮影
脚本
脚本、製作
製作
音楽
美術
編集
字幕
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