追いつめられた女
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追いつめられた女

1933年公開
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現代アメリカの10大人気作家の小説(リバーティー・マガジン連載)を映画化したもの。作者はルパート・ヒューズ、ヴィッキ・バウム、ヴィニャ・デルマー、アーヴィン・S・コップ、ガートルード・エイザートン、J・P・マッケヴォイ、ゼーン・グレイ、ウルスラ・パロット、ポーラン・バンクス、ソフィー・カーの10人で、脚色には「戦く幻影」のベイヤード・ヴェイラーが、監督には「デキシー歌舞曲」「死線に立つ」のポール・H・スローンが当たった。出演者は「紐育の仇討」「七月の肌着」のナンシー・キャロル、「お蝶夫人」「七月の肌着」のケーリー・グラントを始め、「大西洋横断」「支配する声」の ジョン・ハリデイ、「お蝶夫人」「明暗二人女」のアーヴィング・ピチェル、「腕の男」 「盗まれた天国」のルイス・カルハーン、「巴里の丑満時」のジャック・ラルー、1932年度ワンパス・ベビー・スターの1人に選ばれたロナ・アンドレ、フランク・シェリダン、 ジョン・デイヴィス・ロッジ、ノーマ・ミッシェル等が助演している。撮影は「暴君ネロ(1932)」「謎の真空管」のカール・ストラッスの担当である。

ストーリー

愛し合っているグレンダ・オプライエンとジェフリイ・バクスターは遊覧船で旅行 し船上で結婚しようという素晴らしい計画を立てその準備の最中に、グレンダの昔の恋人リオ・ヤングが現れたので、彼女はヤングのアパートへ行って彼とは永久に別れる旨を断ったが、男は復縁を迫って肯かず、彼女がキッパリ拒絶すると暴力団のマクシーにジェフリイを殺させると脅迫し、電話をかけたので、彼女はそこにあった青銅の像で彼を殴ったところ男はもろくもそのまま絶命した。彼女はあわてて自分のアパートへ帰ると彼女の着物に血痕が附いているのを見たお手伝いのマーサは彼女を逃がし、罪の発覚を防ごうとした。ヤングの友人ベッセマーはグレンダに嫌疑をかけ、其筋の許可を得て彼女を尾行し確信を握ろうと遊覧船フロリダ号に乗込み、遠廻しに探りを入れたが、確証が掴めなかった。やがて航海の最後の晩、仮装余興会が催されるので、ベッセマーは一策を案じ、グレンダを殺人被告に仕立て、自分が検事となって模擬裁判を開いた。この公判劇は果然大人気を呼び見物の爆笑を買ったが、演っている本人たちにとっては息詰まる舌戦だった。ベッセマーは遂にスーツケースから血痕の附着した彼女の着物を取出しこれを突付けて彼女の有罪を主張し、更に1通の電報ー無論偽電だがーを読上げ、犯行に用いた像に彼女の指紋があったと喝破するや、彼女は遂に包み切れず犯行を自白した。これを芝居の一部だと思った見物は余りにも真に迫ったその演技にやんやと喝采した。予期以上の成功にほくそ笑んだベッセマーは官憲に彼女の逮捕方の手配を無電で依頼したが、グレンダは泣き崩れてジェフリイにヤングを殺した次第を告白するのだった。上陸後、ベッセマーは証人としてマックシーを呼び、犯行当時彼がヤングの室で声を聞いたのはグレンダだと証言させた。ジェフリイは弁護士なのでマクシーの証言を覆さすべく決心し、ホテルの一室でマクシーを脅しさきの証言を取消させた。それにお手伝いの証言したグレンダのアリバイを覆す何等の反証も挙がらないので検事は本件を不起訴にし、愛する2人 は無事に結婚することが出来た。

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作品データ

原題
The Woman Accused
製作年
1933年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1933年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社