ブルース・リー
タン・ロン
ローマの中華街にあるレストランを舞台に、悪徳イタリア人に戦いを挑む武道家の活躍を描く空手アクション。製作はレイモンド・チョウ、製作・監督・脚本・音楽はブルース・リー、撮影は西本正が各々担当。出演はブルース・リー、ノラ・ミャオ、ウォン・スウ、ウェイ・ピン・エイ、チャック・ノリス、ロバート・ウォールなど。
イタリアにやってきた中国人青年タン・ロン(ブルース・リー)は、美しい娘チェン(ノラ・ミャオ)に案内され、彼女が経営する中華レストランに着いた。チェンの店はマフィアに狙われ、毎日のようにいやがらせの被害にあっていたのだ。やがてマフィアは店の譲渡契約書にサインするよう強引に迫ってきた。そこに現われたタンは得意の空手を駆使して十数人の部下たちをけちらした。マフィアのボスはタンの強さに舌をまいたが、それではとロバートという空手チャンピオンをやとい入れた。人ッ子ひとりいない古代ローマの遺跡コロシアムでタンとロバートが対峙した。中国クン・フーとアメリカ拳法の激突、この広いコロシアムの真只中で誰にも見とられずに戦いを交える二人。長い戦いの末、タンはロバートを倒した。やがてタンはチェンに別れを告げると、ひとり静かにローマを去っていくのだった。
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