リチャード・バーセルメス
David_Carroll
「ウイリー・リバー」に次ぐリチャード・バーセルメス氏主演映画でウィリアム・ダッドリー・ペリー氏作の小説に基いて「ウィリー・リバー」と同じスタッフすなわち脚色ブラッド・リー・キング女史、監督フランク・ロイド氏、撮影アーネスト・ホーラー氏によって製作されたものである。助演者は「野球成金」「金髪騒動」のライラ・リー嬢、「ゴリラ(1927)」「結ぶ縁恋の釣天井」のアリス・デイ嬢を始め、ルシアン・リトルフィールド氏、トム・デユーガン氏等。
米国バーモント洲の小さな町パリスにやってきたデビット・キャロルは経営困難に陥っている週間新聞クーリアを買収して立派な新聞にし、また自作の歌劇「愛の王子」が町の劇場に上映されたので、彼はパリスの町の評判者となった。彼は下宿屋の娘アリー・パーカーと好意を持つように成ったが、この町で夫人洋服屋を営んでいるドットという近代的女性もデビット途知合い少なからず好意を寄せた。彼女の本当の気持ちがよく解らないうちにデビットはアリーと結婚してしまった。彼は楽しい家庭生活を営むために2000ドルの貯金をしていたがアリーは両親の許を離れたくないというので、デイヴィッドは2000ドルを舅のパーカーに渡して2階全部を自分とアリーとの新居として提供して貰った。パーカー一家はデイヴィッドの仕事の邪魔となることが多かったばかりでなく、だらしのない義兄のため大切な広告主を失うことも少なくなかった。デイヴィッドが他の女と結婚したので失望したドットはニューヨークへ行って芝居の衣装のデザインをする決心をした。彼女を見送りに行って始めてデイヴィッドは彼女の心と自分の本心とを知った。その後クーリア新聞が益々悲境に陥ったので遂に廃刊して劇作家として身を立てんと彼はニューヨークへ赴いた。妻が同行を肯じないので単身ニューヨークへ出たデイヴィッドは失意の幾日かを経た後、劇場支配人の許でドットに逢い、彼女の紹介で「愛の王子」の脚本を売った。「愛の王子」が大当たりで彼の名声は高まり、家へ送金することができるようになるとパーカー一家はニューヨークのデイヴィッドのところへ引っ越して来た。同居するのを好まない彼が妻と2人で別居しようとしたがアリーは承諾しなかったので、彼は邸宅をパーカーに提供してフランスへ赴くドットの後を追った。
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Dot
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Charlie_Parker
Clara
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