新約マタイ伝に説かれているキリスト受難の経緯を、J・S・バッハの『マタイ受難曲』の演奏とともに、ダヴィンチ、ラファエル、ルーベンス、ヴェラスケスその他の宗教画のモンタージュで表現した一九五〇年作品。戦前「別れの曲」などのシナリオを書いたエルンスト・マリシュカが製作・監督に当った。演奏はヘルベルト・フォン・カラヤン指揮のウィーン・フィルハーモニック・オーケストラに、ウィーン合唱団、ウィーン少年合唱団。独唱者はエリザベト・ヘンゲン(アルト)、エリザベト・シュヴァルツコップフ(ソプラノ)、ヴァルター・ルドウィヒ(テナア)、カール・シュミット・ヴァルター(バス)のドイツ宮廷歌手と、国立歌劇歌手のハンス・ブラウン(バリトン)である。撮影は「罪ある女」のヴァクラフ・ヴィッヒの担当。
キャスト
Elisabeth Schwarzkope
Walter Ludwig
Karl Schmitt Walter
Hans Braun
Willi Boskovsky
Anton Heiller
Hans Kamesch
Franz Schuetz
ウィーン少年合唱団
スタッフ
監督、製作、企画
エルンスト・マリシュカ
ナレーション
Michael Tor
指揮、編曲
ヘルベルト・フォン・カラヤン
撮影
ヴァクラフ・ヴィッヒ
美術
Hans Schedelmann
美術
Walter Legge
編集
ゲオルク・マリシュカ
録音
Herbert Janeczka
作曲
J・S・バッハ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Matthaus-Passion
- 製作年
- 1950年
- 製作国
- オーストリア
- 配給
- 東和
- 初公開日
- 1953年6月23日
- 製作会社
- ERNA
[c]キネマ旬報社