監督
二十世紀前半の歴史の中から独裁者たちの群像をとりあげ、その罪悪をあばき出した記録映画。登場順に独裁者たちを紹介すると、パチスタ=元キューバの大統領で悪名高かった右翼政治家。カストロ=現キューバ首相。フルシチョフ=現ソ連首相。ニコライ二世=ロマノフ王朝最後の皇帝、一九一九年シベリアで銃殺。ラスプーチン=ロシア帝政の黒幕。ケレンスキー=ロシヤ革命直後の臨時政権首相。レトニン=ロシア革命の父といわれる人。ヒンデンブルグ=ドイツ元大統領。ムッソリーニ、ヒットラー、スターリン、フランコは余りにも有名。このほかチェンバレン(英元首相)チャーチル(英元首相)ヒムラー(ナチ親衛隊長でユダヤ人虐殺の張本人)が登場する。以上が、当時撮影されたフィルムによって再現される。監督にあたったのは「ニュルンベルクの戦犯 13階段への道」のフェリックス・フォン・ポドマニツキー。日本語版の監修を細川隆元が担当。編集は伊勢長之助、解説には杉山真太郎があたっている。
ストーリー
※本作はドキュメンタリーのためストーリーはありません。
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