リカルド・モンタルバン
Federico_Gascon
ラミロ・トレス・セプティエンが自作の小説を自ら映画向きに書き直したものから「忘れられた人々」でルイ・ブニュエルと協力したルイス・アルコリサとロベルト・ガバルドンが脚色、「狂熱の孤独」のアレックス・フィリップスが撮影、「雷雲」のアントニオ・ディアス・コンデが音楽を担当した。主なる出演者は「ミズリー横断」のリカルド・モンタルバン、新人アリアドナ・ウェルテル、「忘れられた人々」のミゲル。インクラン、他にヴィクトル・パラ、マルティネス・デ・オヨスなど。
ストーリー
メキシコ、ヴェラ・クルス州のジャングル地帯に薬草の調査に出かけた製薬会社の技師フェデリコ・ガスコン（リカルド・モンタルバン）は途中で案内役のペドロを失い、一人でジャングルの中をさまよううちにヤスカラ（アリアドナ・ウェルテル）一家に救われた。ヤスカラはフェデリコを見たときから彼に惹かれ、やがて恋するようになった。すでに妻のあるフェデリコはそのことを説明したが、社会の絆を無視するヤスカラの愛情に遂に負けてしまった。以前、救ってやった男に妻を奪われ、あげくの果に妻を殺したことのあるヤスカラの父は以来他所者をきらっていた。しかし娘の真情にうたれ、かたくなる心も解けかけた。一方、フェデリコの妻の頼みで派遣された捜索隊がヤスカラの家を訪れた。ヤスカラとの愛に酔っていたフェデリコもさすがに家庭や社会的な制約を思い出すのだった。フェデリコは女に自分の立場を説き、どうしても去らねばならぬ理由を述べた。ヤスカラは捜索隊とともに去って行くフェデリコを見送り自殺しようとした。しかしその時、彼女の心にきこえる一つの声があった。「もし彼がほんとうにお前を愛しているのならきっと戻ってくるだろう……」ヤスカラの顔に微笑が浮んだ。彼女は去って行くフェデリコにいつまでも手をふった。
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- Sombra Verde
- 製作年
- 1955年
- 製作国
- メキシコ
- 配給
- 昭映フィルム
- 初公開日
- 1955年9月17日
- 製作会社
- カルデロン・プロ
[c]キネマ旬報社
PR
緊迫の撮影現場の舞台裏とは？豪華キャストたちの言葉で、本作の新たな側面をひも解く！
PR
成田凌ら実力派俳優が紡ぐ、つげ義春原作、片山慎三監督最新作の唯一無二な世界の魅力に迫る
PR
痛快、爽快…それだけじゃない！上田慎一郎が『カメラを止めるな！』公開前から温めてきた作品の真髄に迫る
PR
全米＆世界で大ヒット！映画ファンと識者がひも解く、1人の女性の決意に涙する理由とは？
PR
最高の環境で映画を。 “IMAX推し”作品を毎月アップデート
PR
韓国ドラマ「愛のあとにくるもの」での日本ロケ撮影を支援！ロケ地の魅力をたっぷりお届け
PR
『グラディエーター』24年ぶりの続編『グラディエーターII 』の注目ポイントをまとめて紹介
PR
プロジェクト情報を発信。お気に入り映画館を応援し、ミニシアターの魅力を再発見しよう！
PR
女性の活躍に注目する新部門も！豪華ラインナップの「第37回東京国際映画祭」の魅力をレポート
PR
映画好きなら、このためだけにも入会する価値アリな「Pontaパス」を知ろう！
"怖い"を楽しめる情報が充実！PRESS HORRORでもっとホラーが好きになる
