オーレ・ソールトフト
Jacob
エリック・ソーヤの原作をボブ・ラムシングが脚色、「セックス・ハイク」のアンネリーゼ・マイネッヒが監督した思春期もの。撮影はオーレ・リュートケン、音楽をオーレ・ホイヤーが担当。出演は新人のオーレ・ソールトフト、ギタ・ノービィ、スザンヌ・ヘインリッヒなど。
公立中等学校の生徒であるヤコブ(O・ソールトフト)は一見、大人風なのだが、女中のソフィが色事に親しませようとすると逃げてしまうといった具合だった。ある日、ヤコブはおじさんの家に夏の休暇をすごすために招かれた。そこには幼なじみの従妹のビベク(G・ノールビー)もいた。おじが釣りに行き、おばが愛人と町に出かけ、二人っきりになったヤコブはビベクにいいよった。彼女は一度は拒んだが、ヤコブの強い願いに負けてしまった。彼は初めて女を知った。だが間もなくビベクは大学へ入るため町を去った。日毎に性的衝動をおさえきれないヤコブは、女中のハンシーヌ(S・ヘインリッヒ)のテクニックにより、男になった。大人になり、男になったヤコブは家に帰った。そして女中ソフィーの誘惑を、今度は男としてうけいれたのだった。
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