モスコウのボリショイ劇場(国立アカデミー大劇場)創立百七十五年を記念して作られた色彩音楽映画で、製作と監督は「夜明け」の助監督ヴェラ・ストローエワ、脚本はY・マキシーメンコ、撮影はミハイル・ギンジンとウラジミール・ニコラエフ、音楽は「シベリヤ物語」のニコライ・クリューコフの担当。出演者は歌劇指揮者のニコライ・ゴロワーノフ、バレー音楽の指揮者ニリー・ファイエル、歌劇歌手のイフゲニア・スモーレンスカヤ、マリヤ・ズヴェズジーナ、マリヤ・マクサーコフ、ヴェラ・ダヴィドウ、イワン・コズロフスキイら、それにバレーの踊り手ガリーナ・ウラーノワ、マリヤ・セミョーノワ等。
ストーリー
あるコルホーズの観劇隊がモスクワを訪れ、ボリショイ劇場でボロジンの歌劇「イゴール公」を総見した。その年の秋、こんどは大劇場の芸術家の一行がコルホーズの人たちに招待されて田舎の祭にやって来た。その折ナターシャ(M・ズグェズジーナ)は美声を認められてモスクワに行き、音楽院に入学した。ある日、学生たちはバレエ「白鳥の湖」を見学し、ついでプロコフィエフ作曲のバレエ「ロミオとジュリエット」を見た。またグリンカの歌劇「イワン・スサーニン」の一部も上演された。やがて学生たちは音楽院を巣立つ時が来た。卒業記念音楽会にはボリショイ・テアトルの大合唱「祖国の歌」がはなむけとなった。
キャスト
M. Zvenzdina
M. Maksakova
V. Davydova
I. Koslovsky
A. Ognivtsev
ガリーナ・ウラーノワ
M. Semyonova
M. Reizen
V. Barasova
スタッフ
監督、製作
ヴェラ・ストローエワ
脚本
Y・マキシーメンコ
撮影
ミハイル・ギンジン
撮影
ウラジミール・ニコラエフ
音楽
ニコライ・クリューコフ
美術
イオシフ・スピニオル
美術
P. Kyeelyov
美術
F. Sergenov
編集
G. Slavatinskaya
録音
ボリス・ヴォリスキー
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- The Great Concert
- 製作年
- 1951年
- 製作国
- ソ連
- 配給
- 松竹
- 初公開日
- 1953年8月9日
- 製作会社
- モスフィルム
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