ティエリー・フレモン
Nino
映画に情熱を注ぐ3人の男女の愛の行方を描く。エグゼキュティヴ・プロデューサーはクロード・アベイユ、製作はダニエル・トスカン・デュ・プランティエ、監督・脚本は「C階段」のジャン・シャルル・タケラ、撮影はジャック・アシュエリス、音楽はレイモン・アレッサンドリーニが担当。出演はティエリー・フレモン、アン・ジゼル・グラスほか。
'48年10月、パリ。映画がみたい一心で田舎から出て来たニーノ(ティエリー・フレモン)は、昼夜入りびたりの映画館でドナルド(シモン・ド・ラ・ブロス)という青年と出会い、すっかり意気投合する。ある夜2人は、映画からの帰路でバルバラ(アン・ジゼル・グラス)という女性と知りあう。オートバイ事故で亡くしたばかりの恋人アンリの影響をうけ、彼女もまたシネアストであった。彼らはシネクラブを作って映画鑑賞の波を広げてゆこうとするが、この時期何より衣食住に事欠き、ニーノはバルバラのロフトに転がり込むようになる。しかし彼女がドナルドに魅かれていることを知ったニーノは、心のうずきを押さえつつも自ら身を弓いた。やがてドナルドの両親の家の女中部屋に住むようになったニーノは、映画館の案内嬢ジャニンヌ(ローレンス・コート)に愛されるようになり、彼女の尽力のおかげで郊外の彼女の伯父の映画館を借りて、シネクラブ創設を実現させる。しかしバルバラへの思いを絶ち切れないニーノは、ジャニンヌの求愛に応えられずにいた。同じ頃ドナルドとバルバラの仲にも亀裂が生じ始める。そしてシネクラブの運営をめぐりニーノとドナルドが対立し、2人は別の道を歩むことになる。その頃、ドナルドが他の女と関係を持ったことでバルバラが衝動的に自殺を図った。危ういところでニーノに助けられたバルバラは、今ようやく自らの足で前に向かって歩くことができるのだった。そしてその時、初めてニーノへの愛に気づくのだった。
Nino
Barbara
Donald
Angele
Janine
Gilles
Vicky
Oncle Roger
Wanda
監督、脚本
製作
製作総指揮
撮影
音楽
編集
字幕
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