クライヴ・ブルック
Adorian
アルフレッド・ヒッチコックの助監督時代の作品で、ヒッチコックは美術も担当している。無声。
妻の愛を得られない富豪アドリアンは戦地で知った戦友の話により、女の愛を漁りにイースト・サイドの貧民窟に行く。そこで彼は可憐なる闇の花ウィッキーに逢い、彼女の愛に浸る。それからウィッキーを狙う前科者ハリスとアドリアンとの格闘、ウィッキーの射撃によるハリスの死、探偵の活躍等波瀾重畳。が、この事件により妻は醒め、アドリアンは妻の愛を得て幸福な身上と成る。一方、ハリスは蘇生したのでウィッキーの罪は消えた。
[c]キネマ旬報社