ゲルトルード・アルノルト
General Markoff's wife
一風変わった題材を扱ったもので、それにコンラート・ファイト氏が今迄とは異なった扮装と演り方を以て芸術家的テンペラメントを盛んに出している。共演はアウド・エゲデ・ニッセン嬢。ちなみに監督のオットー氏は以前「ユダヤの娘」「戦国の女」などに出演していた人である。無声。
画家アルパッドはウォルヤギン大公の許嫁ダマールと恋に落ち一緒に住む事となったが依然として生活に窮して居た。かのアルパッドは手に負傷し生涯画筆を持ち得るかと疑わるるに至ったので弟の音楽家ベラや妹のマリカ、あるいはダマールなど色々と金策に苦しんだ。マリカは大公に身を献げて金を得ようとしたが、大公は却って彼女を己が妻としかつアルパッドとダマールを結婚せしむるように計った。アルパッドの負傷の直った事は断るまでもあるまい。
General Markoff's wife
Dagmar her daughter
Prince Warjagin
Mrs. Czaslo
Arpad her children
Bela her children
Marika her children
Anton servant
[c]キネマ旬報社