静かなるドン(1931):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
静かなるドン(1931)
静かなるドン(1931)
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静かなるドン(1931)

公開未定、ヒューマンドラマ
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M・ショーロホフの有名な小説を映画化したもので、監督に当たったのは「リヤザンの農婦」「輝ける都会」のオリガ・プレオプラジェンスカヤ及びイワン・プラーウォフ、撮影は「帰らざる幻」「穴」のD・フェリドマンの手になるもので出演者はN・ポドゴールヌイ、R・プウジナヤ、A・グロモフ、エカテリーナ・マクシーモワ、アンドレイ・アブリコソフ、I・プイコフなど。原作者ショーロホフ自ら製作指揮に当たっている。(音響版)

ストーリー

ドン側の流域--それはコサック達にとっては彼等の祖先の輝く武勲の記念の土地である。彼等はこの豊富な土地はツァー政府がその武勲によって与えたものであると考えていたので暴君の如くふるまい土地の農夫達を虐使していた。貧しいコサックの若者グリゴリイはステパン将軍の養女アクシニヤと互いに愛し合っていたが彼女の養父ステパン将軍は、それに反対して二人の仲を裂こうとしていた。またグリゴリイの父も彼が富豪の娘ナタリヤと結婚することを望んでいたのでアクシニヤとの恋を快からず思っていた。グリゴリイは父の強請によって心ならずもナタリヤと結婚したがアクシニヤのことを忘れかね、遂にナタリヤの許を出奔しアクシニヤと手に手を取って村を逃げ出し、リストニッキイ家の召使いになって貧しいながらも楽しく暮らしていた。時あたかも欧州戦争は始まり、ロシアも出兵することになった。グリゴリイはアクシニヤに悲しい別れを告げて出征した。かねてアクシニヤの容色に心を奪われていたリストニッキイ家の若主人イエフゲニーはグリゴリイの留守を幸いに彼女の心を捉えてしまう。グリゴリイは間もなく傷ついて病院に送られた。この病院生活は、彼にドンの暴君であるコサックについて深い反省を促した。彼は静かに彼自分の周囲を見回した。彼は病院で時間を空費することが堪えられなくなった。彼は遂に病院を逃げ出し、故郷に、アクシニヤのもとに帰っていった。喜びにあふれ沢山の土産物を持って故郷に立ち戻った彼はイエフゲニーと同棲しているアクシニヤを見出した。全てに失望した。しかし新しい生活が新しい希望が彼の前に蘇ってきた。そして全ての古い生活を清算して新しい生活へ力強く踏み出していくのであった。

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作品データ

原題
DON TIKHII DON
製作年
1931年
製作国
ソ連
配給
扶桑商事
製作会社
ソユーズキノ
ジャンル
ヒューマンドラマ


[c]キネマ旬報社