ドリス・キーン
Margherita_Cavallini
我国には始めてのドリス・キーン嬢主演映画で、エドワード・シェルダン氏作の舞台劇から脚色したもの。監督は「亭主の好きな」等と同じくチェスター・ワージー
新しい時代の産んだ青年ハリー・アームストロングは女優ルシルと結婚する為に祖父なるトマス牧師の許可を得んと紐育に来る。老牧師はハリーに其結婚を思い止まらせんとしたが、ハリーは祖父は若者の恋に燃えたる心を忘れていると責めるので、老牧師は辺の安楽椅子に座して40余年前彼が有名なオペラ界の花形マルゲリタ・カヴァリンを恋した想出を語り始める。此の昔のロマンスは却ってハリーをして自ら選んだ女と結婚する意志を固めさせるに役立ったばかりなので、老牧師も己の悲しき若き日の恋を想出してハリーに同情し、彼の結婚を祝福するに至った。
Margherita_Cavallini
Thomas_Armstrong
Cornelius_Van_Tuyl
Susan (his_Niece)
Signora_Vannussi
Suzette_Armstrong
Harry_Armstrong
Lucile_Morton
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