クラウス・クラウゼン
Willi Frahms
「黒衣の処女」のフランク・ヴィスバールが監督したグライダー映画で、フィリップ・ロタール・マイリングとL・M・マイリンク両氏の原案に基づきワルター・フォルスターが脚本を執筆した。主役は「西部戦線一九一八年」「プロシヤの旗風」のクラウス・クラウゼン、「F・P一号応答なし」「セロ弾く乙女」のシビル・シュミッツ、「セロ弾く乙女」のヴォルフガング・リーベンアイナー、ヒルダ・ゲビューアの四人で、ワルター・グロス、「白銀の乱舞」「銀界縦走」のギュッチ・ランチナー、等が助演。カメラは「聖山」「モンブランの嵐」のハンス・シュネーベルガー、音楽は「朝やけ」「浮き雲」のヘルバート・ヴィントの担任。グライダーの指揮にはドイツグライダー卿盟総裁ブルーノ・レーアッア、及びウォルフ・ヒルトその他の人々が当たっている。
若いカールはグライダーを愛するあまり、父親の反対を顧みず家を飛び出して、幼友達のクリスティネとともにロジッテンのグライダー学校に入った。そして教官フラームスには、家出したことを内証にした。家出をした息子はフラームスは弟子にしないからである。それからグライダー学校の楽しい生活の中で、クリスティネは皆から可愛がられた女王であったのだが、彼女はやがてフラームスに心を惹かれる様になった。カールはこれに面白くない顔をした。或る日、此の地に一台の飛行機が不時着をした。乗っていたのは女流飛行家リザ・ホルムだった。若い男達はリザを取り巻いて騒いだ。自然と女王の位置を失ったクリスティネはこれに反発し、リザへの妙な意地立てからグライダーを飛ばし、機を破損した。フラームスは彼女の無謀を叱責した。この頃、カールが嘘をついた事がフラームスの知るところとなり、彼はグライダー競技出席の資格を取り消された。カールはこの取消をフラームスがクリスティネへの恋のため己れを遠ざけたのだと誤解し又、クリスティネはフラームスが強敵カールを失格させたのだと誤解し、誤解した二人はロジッテンを飛び出した。ローンで行われる世界グライダー競技の日、カールは己れの考案したグライダーで出場した。カールはフラームスが裏で彼の出場に尽力してくれたのを知らなかったので、彼に挑戦した。しかしこの事情を知ったクリスティネはフラームスの愛機ファルケ号が壊れたのを徹夜して修理した。けれど、フラームスは競技の日、リザがくれたゴンドール号で出場した。クリスティネはファルク号で彼の跡を追う。フラームスは修理の完全でないファルク号が危ないのを見て、競技を放棄してファルク号を助けつつ下降した。フラームスはクリスティネの無思慮を怒鳴りつけた。しかし、彼女の愛情を知るとクリスティネを抱いた。この時、グライダーの事しか念頭にないカールは空高く飛んでいた。彼は五千馬克の賞金をかち得るであろう。
Willi Frahms
Karl Hofer
Christine Steeger
Lisa Holm
Palmstrom
Pippin from Bayern
Otto from Sachsen
Corduan from Lerlin
Hanne from Hamburg
Schmitt from Ostpreussen
Haberkorn from the Pfalz
Ox from England
監督
脚本
原作
原作
製作
撮影
音楽
セット
飛行機操縦
飛行機操縦
飛行機操縦
飛行機操縦
飛行機操縦
飛行機操縦
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