アマチュア
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アマチュア

1990年4月27日公開
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8ミリ好きの男の人生が、映画によって狂ってしまう悲劇を描いたドラマ。監督・脚本は「殺人に関する短いフィルム」のクシシュトフ・キェシロフスキ、台詞はキェシロフスキと主演のイェジー・スツールの共同、撮影はヤツェク・ペトリツキ、音楽はクシシュトフ・クニッテルが担当。出演はほかにマウゴジャータ・ジャブコウスカなど。

ストーリー

フィリップ・モス(イェジー・スツール)は、娘の誕生日に子供の成長を撮ろうと8ミリカメラを買うが妻のイルカ(マウゴジャータ・ジャブコウスカ)にはそれが理解できなかった。ある日フィリップは、上司のオスチュ(イェジー・ノヴァク)と共に工場長(ステファン・チュジェフスキ)に呼び出され、工場の25周年記念式典の模様を撮るように言われる。そして凝り性のフィリップの作りあげたフィルムは、工場長の検閲で何箇所もカットされるが、たまたま中央のアマチュア映画協会のアンヌ(エヴァ・ポカス)がこれを気に入り、コンクールに出展を勧める。そしてこの映画祭で入賞を果たしたフィリップは、カメラが自分の人生を違った新しいものにできることに気づき、増々映画作りに精を出すが、工場長は有名になったフィリップに干渉し、一方イルカとの夫婦仲は悪化する。そんな環境の中で映画だけが生きがいになってゆくフィリップは、工場で悪条件の元で働く小人夫婦の姿を撮り、それはテレビで放映されるまでになるが、それが原因でオスチュは左遷される。そして妻に去られ、職場での人間関係もうまくいかなくなったフィリップは、自分に向けてキャメラを回し始めるのだった。

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作品データ

原題
Amator
製作年
1979年
製作国
ポーランド
配給
シネカノン
初公開日
1990年4月27日
製作会社
ゼスプィ・フィルモーヴィ=映像集団「トール」


[c]キネマ旬報社