ソフィー・マルソー
Bernadette
アメリカへ旅立ったパリジェンヌが、頼りもなく苦労する姿を描く青春ドラマ。製作はピエール・アンドリュー、監督はベルナール・シュミット、脚本はマリオン・ベルノー、撮影はマルシア・バローが担当。出演はソフィー・マルソー、アダム・コールマン・ハワードほか。
パリの小さな食堂“パシフィック・パリセーズ”のウェイトレス、ベルナデット(ソフィー・マルソー)は退屈な日々に耐えかねて、客のアメリカ人青年の誘いに乗ってアメリカへ旅立つ決心をする。しかし、一緒に行くはずの友人ジルは出発直前に心変わりし、ロサンゼルスに着いても、迎えに来るはずのジルの恋人ベン(アダム・コールマン・ハワード)の姿はなかった。頼みの綱の母の友人シャーリーは歓迎はしてくれたが、すぐ入院すると言ってベルナデットは広い屋敷に一人ぼっちにされる。期待はずれの生活に一夜の逢瀬を重ねてみたりもするが長続きせず、そんなある日偶然出会ったベンと関係を持つが、翌日になるともう彼の態度は冷たい。がっかりして家に戻ろうとするとパスポートや財布、カギまで失くしたことに気づき、ドアを壊して家に入ろうとした所を警察に連行されそうになる。だが途中運良くベンに出会い、彼女の身許が確認され一件落着。それは良かったが、ベンに腹を立てていたベルナデットは一人で帰ろうとし、また道に迷ってしまう。そこを助けてくれたのが、ベンの友人で同郷のリサ(アン・カーリー)であり、家まで送ってくれた上、自分が働いているレストランで雇ってくれる約束までしてくれた。翌日から仕事が始まり、ようやくアメリカでの生活に馴染むベルナデット。そんな彼女にベンは再びアプローチをする。そしてデートに応じた彼女に、ベンはプロポーズした。彼に対する怒りがおさまらないベルナデットだったが、シャーリーの家を出ることにし、パリへ戻るかそれともベンの許へ行くのか迷う。決断の時を迎えた彼女の前にやがてバスがすべり込んでくるのだった。
Bernadette
Ben
Lisa
Romy
Anne
Lamere
[c]キネマ旬報社