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オマール・プハカーゼ
Khareba
グルジアの民族英雄の姿を描いた叙事詩的作品。監督は「ピロスマニ」のゲオルギー・シェンゲラーヤ、脚本はバドゥール・バラルジシヴィリとシェンゲラーヤ、撮影はレリ・ムチャイーゼ、音楽はアンゾール・エルコマイシヴィリが担当。出演はオマール・プハカーゼ、レヴァン・テジアシヴィリほか。
第一次ロシア革命が失敗に終った頃、グルジアのカへティア地方の山中にこもって帝政に抵抗を続ける“人民の復讐者たち”と呼ばれる人々の中に、勇敢な若者、ハレバ(オマール・プハカーゼ)とゴーギ(レヴァン・テジアシヴィリ)に率いられた少年たちのグループがあった。彼らは金持ちや警察、軍隊に対する襲撃を繰り返し、また武器庫を襲い、政治犯を解放したりして民衆の密かな共感を勝ちえていた。しかしついにツァーリは軍隊を派遣し、壮絶な戦闘の末、ハレバらは包囲されて最期の時を迎える。しかしその名は今もグルジアの民衆の胸に刻まれ、決して忘れ去られることはない。
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