ジェラルド・デル・レイ
マヌエロ
「アントニオ・ダス・モルテス」で1969年のカンヌ国際映画祭最優秀監督賞とルイス・ブニュエル賞を獲得することとなる、ブラジルのヌーヴェル・ヴァーグ“シネマ・ノーヴォ”の旗手、グラウベル・ローシャの代表作の一本。66年のサンフランシスコ映画祭大賞を受賞。
民衆が虐げられていた大地主制度下のブラジル。貧しい牛飼いのマヌエロ(ジェラルド・デル・レイ)は、妻のローサー(イオナー・マガリェイイーンス)と老母の三人で細々と暮らしている。ある日、彼が地主のムーライス大佐(アントウニオウ・ピントウ)のところへ牛運びの金をもらいに行った折、ひどい仕打ちを受けて大佐を殺してしまった。追手により老母は殺され、マヌエロはローサーを連れて山へ逃れ、山中で大勢の信者と暮らす狂信的な黒人神父シバスティアン(リーディオウ・シルヴァ)の仲間に入る。やがて神父は、信者を従えて地主や政府軍と戦うようになった。ムーライスをはじめとする地主たちは、殺し屋の死に神アントニオ(マウリシオ・ド・バーレ)を雇い討伐に向かわせる。そんなある日、赤ん坊を信仰の犠牲にされたローサーが神父を刺し殺し、折から現れたアントニオが信者たちを皆殺しにした。生き残ったマヌエロとローサーはコリスコウ大尉(オートン・バーストゥース)率いる義賊集団に出会い、その部下となる。だが一隊もアントニオに狙われ、大尉も殺されてしまった。マヌエロはこの決闘の間に逃げ出し、そして走り続ける。
マヌエロ
ローサー
ムーライス
シバスティアン
アントニオ
コリスコウ
監督、脚本、製作
製作
製作
撮影
音楽
音楽
美術
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