タラ・バックマン
Angie
妻のいる次期知事候補のエリート青年とナイトクラブの人気シンガー美しい女性という全く生きる世界の違う二人が、愛を求めて彷徨うラヴ・ストーリー。
ブルーエンジェル・カフェでスター歌手のアンジー(タラ・バックマン)は、今日も切ないバラードを歌っている。彼女はその夜、客として来たデレク(リチャード・ブラウン)に初めて出会い運命的な何かを感じた。デレクは、次期知事候補のエリート、それに比べアンジーは貧しい家に育って毎日を貧しさと闘うように生きて来た。しかし、アンジーは、再び美容院でデレクに再会し、彼に心を奪われていることを思い知った。アンジーは、その隔たりのある愛を何とか実現させようと、想いがつのりデレクを誘拐してしまう。デレクもアンジーの愛にいつしか応えるようになり、愛のゲームは、本物の愛へと燃え上がってゆく。だが、二人でいるところを撮られて新聞報道され、デレクは公認を取り消されて妻のケイト(ジェーン・グレー)からは多額の慰謝料を要求される羽目になった。アンジーとデレクは小さなアパートに住むようになったが、幸せな日々は永く続かず、事あるごとに諍いが起こった。そのころ、アンジーは、デレクとの愛の物語をマスコミに発表して一躍有名人になった。しかし、それとは裏腹にデレクはアンジーとの生活に限界を感じ、ケイトとよりを戻して去ってゆく。そしてまたその夜、あの夜と同じようにアンジーの哀しいスウィングがブルーエンジェル・カフェに響いていた。
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