シェ・ユアン
丁建
深セン激光テレビ総公司の演出家、イエ・タインの映画第1作。ワン・シュオの小説『橡皮人』の映画化で、原作のタイトルは、何にぶつかっても平気な人、という意味。
丁建(シェ・ユアン)は金儲けをしようと、広州に行く。そこで彼は美人ブローカー李白玲(クワン・ヒン)にひかれていった。ある日、彼は仲間と汕頭に買い付けにいくが、ブラック・マーケットのボスと争い、その結果、留置所に入れられボスの手下たちからリンチを受ける。広州に戻った彼は昔の覇気を失ってしまった。李白玲に贈られたバイクを屋上で走らせ、バイクは地上に叩きつけられ大破。屋上の丁建は、過去をバイクとともに葬りさったかのように、微笑を浮かべていたのだった。
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