エドウィン・アドルフソン
ヴァルデマール
イングリッド・バーグマンのスウェーデン時代の出演作品。
ヴァルデマール(エドウィン・アドルフソン)は、移動遊園地で働いていた。ある日、貴族(オルフ・サンドボルイ)の私生児であることを知らされ、貴族としての教育を受けるため父の屋敷へ移り住む。父の望みは息子が財産を継ぐにふさわしい人物になること、彼が後見役をしている美しいエヴァ(イングリッド・バーグマン)と結婚することだった。初め二人の関係は冷ややかだったが、しだいに愛が芽生えていく。ある夜、彼はエヴァに言い寄るが、エヴァは受け入れることが出来なかった。この時、ヴァルデマールは自分が別な人間になることは出来ないと気づき、元の世界へもどっていくのだった。
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