リー・ウェイ
パン・ラオウー
西安映画製作所の所長として、チャン・イーモウやチェン・カイコーらニューウェイブ監督を積極的に世に送り出してきたことでも評価の高いウー・ティエンミンの監督デビュー作。文化大革命期を舞台に、老人、中年、青年の三世代の精神史をそれぞれの恋愛をからめながら描く。河やいかだの上など限定された舞台空間の中で強烈なヒューマニズム感覚を、いささかの伝統的話法にも頼ることなく描き上げているところが見どころ。主役の老人を演ずるのは現代中国映画界きってのベテランで、「菊豆」にも出演したリー・ウェイ。
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