エレーナ・クジミナ
Mariya(Marsha)
カスピ海を舞台に、恋と友情が描かれる青春映画。監督は「諜報員」のボリス・バルネット、脚本はクリメンティ・ミンツ、撮影は「国境の町」のミハイル・キリロフ、音楽はS・ポトッキーが担当。
大嵐のカスピ海で船が難破し、乗っていた2人の若者、アリョーシャ(ニコライ・クリューチコフ)とユスフ(レフ・スヴェルドリン)は、小島のコルホーズの漁師たちに助けられる。島で働き始めた2人は、美しい娘マーシャ(エレーナ・クジミナ)と出会い、一目惚れしてしまう。2人は恋のライバルとなり、マーシャと話し合おうと海へ出るが、嵐が起こり、大波がマーシャをさらってしまう。彼女の葬式が行われているところへ、生き延びたマーシャが現れる。今度こそはっきりとした答えをもらおうと、2人はマーシャに問うが、彼女の心は太平洋艦隊に勤務している男のものだった。ふられた2人は仲直りし、次の漁場へと去っていくのだった。
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