監督、脚本、美術、アニメーター
北アメリカを流れるセント・ローレンス河と人間との関わりの歴史をとらえた短編アニメーション。監督は「木を植えた男」のフレデリック・バックで、この作品に6年の歳月をかけた。製作はユベール・ティソン、脚本はバックとティソン、音楽は「木を植えた男」など、バック作品には欠かせないノーマン・ロジェとデニス・シャルラン。公開は日本語版で、ナレーションを江守徹が担当。ちなみにフランス語版ではポール・エベール、英語版ではドナルド・サザーランドが担当した。2011年7月2日より東京・神保町シアターにて開催された「木を植えた男。フレデリック・バックの世界」にてリバイバル上映。
ストーリー
北アメリカを雄々しく流れるセント・ローレンス河。そこには美しい自然があった。河を泳ぐ魚やクジラ、カツオドリなどの鳥たち、流域のトナカイのような獣たち。インディアンたちは動物を必要最小限しか捕らなかったが、新たにヨーロッパ人たちが入り込み、開発を進める。魚や動物を乱獲し、商売にする人たち。20世紀には河の汚染も進み、ついには何も生物が住めなくなってくる。だが、やがて河は力強く再生するであろう。
スタッフ
脚本、製作
ユベール・ティソン
ナレーション(日)
江守徹
ナレーター(仏)
ポール・エベール
ナレーター(英)
ドナルド・サザーランド
撮影
ジャン・ロビヤール
音楽
ノーマン・ロジェ
音楽
ドゥニ・シャルラン
編集
ノーバート・ピカリング
ナレーション台本
ジーン・サルヴィ
ナレーション台本