アラン・ドロン
Casanova
希代の色事師として名を残すカサノヴァの晩年の恋を描くドラマ。監督は「キリング・タイム」のエドゥアール・ニエルマン。製作は「ピストルと少年」のアラン・サルド。エグゼクティヴ・プロデューサーは主演のアラン・ドロンとクリスティーヌ・ゴズラン。アルトゥール・シュニッツラーの原作「カサノヴァの帰還」(集英社・刊)をもとに、「恋の掟」のジャン・クロード・カリエールとニエルマン監督が共同で脚本を執筆。撮影は「想い出のマルセイユ」のジャン・パンゼル。音楽は「風の物語」のミシェル・ポルタルが担当。主演は「ヌーヴェルヴァーグ」のアラン・ドロン。ほかに「恋愛小説ができるまで」のファブリス・ルキーニ、「悲しみのヴァイオリン」のエルザ、「カミーユ・クローデル」のアラン・キュニーらが共演。
色事師カサノヴァ(アラン・ドロン)も、すでに五三歳。寄る年波からか、望郷の念が強く、追放されたヴェネチアに帰りたがっていた。若い侍従のカミーユ(ファブリス・ルキーニ)と共に、オリヴォ(ジル・アルボナ)の屋敷に行ったカサノヴァは、領内に住むオリヴォの姪マルコリーナ(エルザ)の美しさの膚となる。彼は自慢の口説き文句を並べて迫るが、彼女の反応は冷たく、おまけに下級貴族の将校ロレンツィ(ヴァデック・スタンザック)という恋人の存在も判明した。ロレンツィと老貴族のセルシ(アラン・キュニー)と共にカード遊びをしたカサノヴァは、大負けしたロレンツィに、金を貸すのと交換条件にマルコリーナを抱かせろと迫った。ロレンツィを待つマルコリーナのベッドに潜り込んだカサノヴァのテクニックはさすがのものだったが、朝の光は彼の老いた顔を浮かび上がらせてしまった。ロレンツィと決闘する破目になってしまったカサノヴァだったが、剣が突き刺したのはロレンツィの身体の方だった。虫の息のロレンツィを、カサノヴァは呆然と抱きかかえるのだった。
Casanova
Camille
Marcolina
Lorenzi
Amelie
Olivo
lamarquise
l'abbe
l'emissaire
lemarquis
lacusiniere
Marie
監督、脚本
脚本
原作
製作
製作総指揮
製作総指揮
撮影
音楽
音楽
美術
編集
衣装デザイン
録音
録音
字幕
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