ジェーン・ワイマン
Louise_Mason
ジェリー・ウォルド「破局」とノーマン・クラスナ「恋の乱戦」が協力して設立した独立プロの第1回作で、女性の献身と愛を描くメロドラマ1951年作品。フランソワ・カンポーのストーリーをノーマン・コーウィン(ラジオドラマの作者として有名)が脚色し、「傷心の愛」のカーティス・バーンハートが監督した。撮影はフランク・プラナー(「シラノ・ド・ベルジュラック」)、音楽はフランツ・ワックスマンの担当。なお、ミュージカルの振り付けはバスビー・バークレー。主演は「ガラスの動物園(1950)」のジェーン・ワイマンをめぐってチャールズ・ロートン「幽霊は臆病者」、ジョーン・ブロンデル「冒険」、リチャード・カールソン「ヴァレンチノ」、アグネス・ムーアヘッド「ショウ・ボート(1951)」、ドン・テイラー「東は東」、オードリー・トッター「罠(1949)」、シリル・キューザック「邪魔者は殺せ」、エヴェレット・スローン「南海の劫火(1951)」、ナタリー・ウッド「われら自身のもの」、アラン・ネイピア「永遠のアンバー」、ダン・オハーリイ、ヘンリー・モーガンらが助演する。
ルイズ・メイスン(ジェーン・ワイマン)は第一次大戦で夫を失い、愛児にも死なれて、その悲しみを忘れようと保母となった。最初の雇主はコルセット製造業をやっている男やもめのフレッド・ベグレイ(チャールズ・ロートン)であった。彼はルイズとの結婚を望んだが、彼女は拒んで職を辞した。その頃ルイズは玩具商のフランク・ハッチンス(シリル・キューザック)と無二の親友になった。次いでルイスはパフレイ家の末息子ロバートの家庭教師となったが、ロバートの兄の家庭教師ジェラルド(リチャード・カールソン)と恋に落ち、2人は他所に出発しようとした。だがその間際になって彼女はロバートに対する愛着を断ち切れず、ひとりロバートの元に帰った。3番目にルイズは舞台歌手アニー・ローリンズ(ジョーン・ブロンデル)の家に住み込み、娘ステファニーの世話をしたが、娘が母に愛を持たぬようになることを恐れ、自ら身を引いた。ルイズは第二次大戦に従軍するため帰国した英国夫人ヘレン・ウィリアムス(オードリー・トッター)から子供をあずかり、8年もの間養いつづけて、いまやその子供だけに生きる望みをつないできたが、突然うばわれてしまった。ルイズは落胆の余りすっかり老け込み、視力にも不自由を感じて眼科医を訪れた。その眼科医は偶然にもパフレイ家のロバートだった。彼は改めてルイズを晩餐に招待した。その席には、ルイズが苦労して育ててきたすべての子供が、立派に成長した姿で集まった。ルイズは自分の生涯が決して無駄でなかったことを泌々と感じた。
Louise_Mason
Fred_K._Begley
Annie_Rawlins
Gerald_Kean
Mrs._Palfrey
Dr._Robert_Palfrey
Helen_Williams
Frank_Hutchins
District_Attorney
Stephanie_Rawlins
Alicia
Mr._Palfrey
Prof._Carter
Bill
Joplin
Pelt
Hugh_Williams
Charles_Hall
監督
原作
製作
製作
撮影
音楽
美術
編集
録音
振り付け
脚色
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