監督
デンマークの童話作家アンデルセンの代表作である『雪の女王』をレフ・アタマーノフ監督がアニメ化したもの。豊かな芸術性と伝統を誇るソビエト・アニメの名作としてディズニー映画にも匹敵すると言われている。宮崎駿作品の「未来少年コナン」や「風の谷のナウシカ」などに出てくるキャラクターの造形にも影響を与えた作品。
ストーリー
北の国の小さな町に、カイという少年とゲルタという少女が住んでいた。二人は大の仲良しで、「いつまでも仲良くしよう」と誓い合っていたが、ある長い冬のこと、カイが「雪の女王を熱いストーブで溶かしてやる」と言ったために女王にさらわれ、二人は離れ離れになってしまうのだった。春になっても戻って来ないカイを探すため、ゲルタは町を後にするが、途中山賊に襲われる。山賊の娘はゲルタを救い、ゲルタのかわいそうな話を聞いてカイを探す手助けをする。山の動物たちもゲルタに協力し、ゲルタは雪の女王の宮殿にたどり着く。そして愛の力で永遠の氷の監獄から少年を解放するのだった。