薬師丸ひろ子
三田村由香
平穏な学園を支配しようとする超能力を持った女生徒に立ち向う同じ力を持った少女の活躍を描く。眉村卓の同名の小説の映画化で、脚本は「水戸黄門(1978)」の葉村彰子、監督は「金田一耕助の冒険」の大林宣彦、撮影は「オレンジロード急行」の阪本善尚がそれぞれ担当。
春。第一学園の優等生三田村由香も二年生に進学していた。ある日、由香と級友の耕児が下校中、走って来るトラック前に出た三輪車が、矢の様に後戻りした。心の中で「戻りなさい」と叫んだ由香は不気味な不安を感じた。剣道部の選手、耕児は対校試合に出場した。敗けが続き、最後に残った耕児は危いところで逆転勝ちを続け、第一学園の勝利に終った。実は、観戦していた由香が「敗けないで」と心の中で念じ続けていたのだ。自分の奇妙な力に不安をつのらせる由香は、耕児に相談するが、彼は頭から取り合わない。そんな彼女に、成績のトップを競う有川が「お前みたいな奴は、そのうち復讐されるんだ」と訳のわからぬ事を話した。さらに、彼女のところに、京極と名乗る男がやってきて、「僕と手を組もう、世界を思うままに支配できる」と誘った。有川は学力向上のために「英光塾」という所に通っていたが、この塾は京極の手で操られているのだった。数日後、由香たちのクラスに高見沢みちるが転校してきた。みちるは不思議な魅力と魔力で生徒や先生を翻弄、先徒会会長になって、風紀を乱した生徒を取締る学内パトロールを組織して自分の思い通りに学園を作り変えていく。それが超能力の仕業と気付く者はなく、唯一人、由香だけが疑問を抱き始めた。パトロールはエスカレートし、耕児たちの不満はつのった。そして、みちるのやり方に批判的だった山形先生が交通事故に遇い、瀕死の重傷を負った。また仲間の野村や村瀬も不自然な事故に遭うに至ってついに由香と耕児は立ち上がった。すべての原因は「英光塾」にあると、由香、耕児はそこへ向った。由香が超能力で京極を倒し、操られていたみちるも元に戻る。そうして学園は昔と同じ明るさを取り戻すのだった。
三田村由香
関耕児
高見沢みちる
有川正彦
大野
倉田
村瀬
野村
山形先生
清水先生
須田先生
校長
三田村先生
三田村圭子
耕児の父・熊吉
耕児の祖母タケ
耕児の妹道子
店員・広志
有川の母・峰子
女の先生
主婦A
主婦B
主婦C
本多
福田
木戸
大川
長谷川
小林
白坂
竹村
友田
雨宮
井口
市川
小川
大木
アケミ
城南高校剣道部主将
城北高校剣道部主将
審判員
アナウンス嬢
隣の老人
魔王子・京極
看護婦
監督
脚本
原作
製作
撮影
音楽
ピクトリアル・デザイン
ピクトリアル・デザイン
美術デザイン
編集
ファッション・コーディネーター
録音
作画合成
作画合成
助監督
プロデューサー
プロデューサー
主題歌、作詞
音響デザイン
カラーバイ
スチール
記録
製作担当
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