津嘉山正種
マキシミリアノ・コルベ
愛に生き、平和をかかげて死んだコルベ神父の足跡を描く。脚本・監督は「マザー・テレサとその世界」の千葉茂樹、撮影は河内豊英がそれぞれ担当。
ポーランド人コルベ神父は一九三〇年、三十六歳の時、東洋への宣教を夢みて、二人の修道士とともに長崎にやってきた。すさまじいほどの極貧の中で、彼らは働いた。その結果、来日一ヵ月にして日本語版「聖母の騎士」を創刊。冬は火もなく、パンとお茶だけの生活に、乞食坊主とののしられ、戦時色が深まるにつれて敵性国民として警察にも監視される。三六年、神父はポーランドへ帰国した。三年後、ナチスドイツのポーランド侵攻、そして四一年、聖職ゆえ逮捕されアウシュビッツへ送られる。餓死刑が宣告され、狂乱する若い囚人の代わりに、コルベ神父が身代わりを申し出た。三週間後、コルベ神父は毒殺された。四一年八月十四日、彼があれほど尊敬した聖母マリアの被昇天祭前日のことであった、地下牢からは、たえず祈りと聖歌が流れ続け、「彼の顔は安らかさに満ち、輝いていた」と兵士は語った。
マキシミリアノ・コルベ
マリア・ドンブロスカ
ゼノ修道士
ヒラリオ修道士
解説者
早坂司教
ミロハナ神学生
ダミアン神学生
ジグムンド修道士
ゼベリノ修道士
田北耕也
大勝刑事
医師
信者・深掘
収容所長
ガョヴィニチェク
監督、脚本
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
企画
プロデューサー
プロデューサー
スチール
製作協力
監修
[c]キネマ旬報社