風祭ゆき
澪子
美人姉妹と青年の情交を通して、肉の歓びに目さめていく女の性を描く。脚本は「レイプウーマン 淫らな日曜日」の佐治乾と同作の瀬山節雄の共同執筆、監督は「情婦はセーラー服」の西村昭五郎、撮影も同作の山崎善弘がそれぞれ担当。
本屋の二人姉妹、澪子と雅子は町内でも評判の美人だった。姉の澪子は古風で上品、妹の雅子は活発で現代的な娘。ある日、本屋にアルバイト学生の清が引っ越してきた。夜間部に通う勤勉な苦学生で、父の竜夫と母の伸子のお気に入りだ。清は澪子の存在が気になって仕方なかった。ある晩、バスルームのタイルに足を滑らせてころびそうになった澪子を清は衝動的に抱きしめて、強引に唇を奪った。それからというもの、機会があれば澪子に迫り、そのエスカレートぶりは際限がなかった。彼女には婚約者がいて、九月には結婚も控えていたのだが清の強引さの前では無力だった。一方、妹の雅子は澪子と対照的にSEXに開放的で、勤め先のアニメ制作会社の妻子ある加山とただれた関係を続けていた。その火遊びの代償として、雅子は妊娠してしまう。雅子は堕胎の費用捻出のために、清にレジの金を持ち出すよう頼むが清は拒みかわりに自分の通帳を手渡した。清の優しさに答えるように雅子はモーテルに誘った。ある日、雅子の部屋で二人が肉欲を貧り合っているのを澪子が目撃してしまう。驚きの表情の雅子に、清は澪子との関係を告白し三人プレイをしようと雅子に持ちかける。翌朝、清は花の稽古から帰って来た澪子を強引に裸にし澪子と雅子を並んで寝かせ左右交互に入れたり抜いたりの鶯の谷渡り。二人の女のヨガリ声と共に清は達した。
監督
脚本
脚本
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
企画
プロデューサー
スチール
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