青木琴美
純子
父親の浮気から愛人バンクに登録し、変態中年オジンたちと快楽の世界に溺れる女子高生の姿を描く。脚本は「ピンクカット 太く愛して深く愛して」の木村智美、監督は「団鬼六 少女木馬責め」の加藤文彦、撮影は「少女暴行事件 赤い靴」の野田悌男がそれぞれ担当。
高校生の山崎純子は、父親が友人の妻と駆け落ちし、母も愛想をつかして出てしまって、マンションに一人で住んでいる。寂しい日々を送る純子は愛人バンク「ロリコンハウス」に登録し、中年男たちの愛人となる。純子はパパ族のなすがままにされ、激しい求めにもひるむことなく太股開き、フェラチオ、69など高校生とは思えない大胆さでお客を満足させていた。その帰り、純子は補導員に連行されてしまい、身元引受人に、父と逃げた女、久美子の夫である田島を指名し、迎えに来てもらう。純子の父、山崎は仕事もしないでブラブラしており、久美子はペットショップで働き、足りない生活費は田島の預金を引き出していた。純子は父のアパートを訪ねるが、久美子と仲良く自転車に乗る姿を見て声もかけずに帰ってしまう。その日、純子の部屋に田島がやって来ると、山崎と久美子のアパートを見つけたので一緒に行ってほしいと言う。純子は田島に父のアパートを知られたくないと思っており、結局、田島もその部屋が見つけられず、ヤケになった田島は飲めない酒で酔い、純子はそんな彼を優しく抱いてあげる。数日後、田島はまだ久美子に未練があり、彼はついに久美子を見つけるが、彼女は銀行のキャッシュカードを置いて立ち去っていく。そして、久美子は山崎に心中しようと迫るが、彼はまるで相手にせず、彼女の気持ちは急速に冷えてしまう。数日後、純子と田島は山崎と久美子のアパートを訪ねる。久美子はその場で田口と体を重ねるが、その行為に山崎は動じる様子もなく、そんな態度に純子は怒り、目前でオナニーを始める。歪む顔にひと筋の涙が光る。翌日、元気なセーラー服の高校生に戻った純子が、駅の改札口を走り抜けていった。
監督
脚本
撮影
美術
編集
照明
録音
助監督
企画
企画
プロデューサー
選曲
スチール
[c]キネマ旬報社